『AKARI(アカリ)』イサム・ノグチ ちょうちん イサムノグチ庭園美術館 ランプ 明かり 彫刻

イサム・ノグチ美術館で販売されている提灯型のランプ「akari」。
あの、「野口英世」と血縁関係にある偉大な彫刻家の作品です。

洋のアートを極めたイサム・ノグチが、自分のルーツである日本に帰り和に心酔していったことを知っていると、一層この akariの良さが感じられます。

シンプルかつ、優しさと奇抜さを感じる作品で、極上のセンスを感じます。

AKARI」は光そのものが彫刻であり、陰のない彫刻作品というコンセプトから生み出された作品です。

値段は¥17、000程です。
種類は20〜30種類くらいあります。

 

目次

「AKARI」について

一見ちょうちんにランプが仕込まれた和風ランプに感じます。
この作品は「AKARI」と呼ばれ、「明かり」という言葉の根底の意味(太陽の光、月の光を部屋に入れる)を大切にし、現代の人工的に作り出された光空間(LED照明など)が根ざす生活が当たり前にあるが、人間は太陽光を好むように、自然を好むように、自然光に近い照明は憧れであり、和紙を透かして照らされる明かりは、ほどよく光を分散させて部屋全体に柔らかい光を流してくれるという思いから“AKARI”が生まれました。

イサム・ノグチさんは「光そのものが彫刻であり、陰のない彫刻作品なのです。」と仰られています。

 

イサム・ノグチは、35年をかけて、200種類以上ものさまざまな形や大きさの<AKARI>を生み出した。1950年代はじめの頃は、提灯の上下に口輪のついたものだったり、竹ヒゴの間隔が均等で目が細かいものだったが、1963年には竹ヒゴが不規則に巻かれたDシリーズ(Dはでたらめの意)が作り出された。鏡もちや茄子など多種多様な形をしたNシリーズ(ニューあかり)が作られた頃から、バリエーション豊かな展開を示すようになった。さらに、Pシリーズ(Pはプレーンの意)のように形はシンプルだが、竹ヒゴを使わず和紙を折りたたんだ際に生じるしわの陰影を美しくみせようとする<AKARI>が加わった。また微妙にいびつなFシリーズも制作された。
このように、伝統的な提灯製造の技術にのっとりさまざまな形の<AKARI>を作り出す一方で、竹ヒゴが生み出す線や和紙が生み出す陰影を効果的に見せようとする<AKARI>を作り出していった。

イサム・ノグチは、<AKARI>を住空間に持ち込むことのできる「光の彫刻」と考えていた。単なる照明器具として制作に取り組んでいたのではなかったからこそ、ここまでバリエーション豊かに展開していくことになったのであろう。

akari home pageより引用

 

AKARIを消した雰囲気

 

 

 

AKARIを点灯させた雰囲気

 

 

 

 

 

AKARIの中

 

 

 

サム・ノグチを知ろう

イサム・ノグチ庭園美術館
The Isamu・Noguchi Garden Art Museum Japan

20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチは、モニュメント、庭や公園などの環境設計、家具や照明のインテリアから、舞台美術までの幅広い活動を行った、きわめてユニークな芸術家です。1956年、初めて庵治石の産地である香川県の牟礼町を訪れたノグチは、1969年からは五剣山と屋島の間にあるこの地にアトリエと住居を構え、以降20年余りの間、NYを往き来しながら石の作家である和泉正敏をパートナーに制作に励みました。

イサム・ノグチ庭園美術館は、この地が未来の芸術家や研究者、そして広く芸術愛好家のためのインスピレーションの源泉になることを強く望んでいたノグチの遺志を実現したものです。150点あまりの彫刻作品はもとより、自ら選んで移築した展示蔵や住居イサム家、晩年制作した彫刻庭園など、全体がひとつの大きな「地球彫刻」、あるいは環境彫刻となっています。出来うる限り、生前の雰囲気そのままで環境そのものを公開し、専門的な調査・研究のためのアーカイブ(資料研究空間)となっております。ジャンルを超えた宇宙的でコスモポリタンな、開かれたノグチの世界像を心ゆくまで味わっていただきたいと思います。

出典:イサム・ノグチ庭園美術館より

 

私もまだ行けててませんが、入館には事前予約が必要です。
※郵送で10日前に予約する必要があります。

火/木/土曜日:AM10時 / PM1時 /PM3時

上記の1日3回のみで且つ定員アリの観覧時間所要時間は1時間ほどとなっていますので香川観光と合わせて計画的に来館することをオススメします。

 

イサム・ノグチ紹介動画

 

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